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SIMカードの使い方

独自のマカオの電話番号を持てる!
定額データ通信プランMOP99で30日/1GBまで使える!
SIMロックフリーのスマホで現地プリペイドSIMを使う方法

メールのチェックや地図アプリでの現在位置の確認、SNSで旅行の感想をシェアしたりと、旅先だからこそスマホを活用したいシーンは多いはず。しかし、日本からマカオへ旅行する場合、マカオでのデータ通信(パケット通信)は国際ローミング扱いとなり、たいへん高額となるのが悩みの種だ。NTTドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリア3社は海外1日使い放題パックも用意しており、利用を検討している方も多いはず。例えば、NTTドコモの「1dayパケ」が980円/日や従量制の「海外パケホーダイ」などの定額サービスがあるが、前者は通信量が30Mを超えると速度が制限され、後者は画像のアップロードや地図を検索すれば、たちまち最高額の2,980円/日となってしまう。短期滞在ならば割り切れるが、2泊3日以上の滞在ともなると、速度や料金面でストレスを感じることもあるだろう。

マカオは世界中から観光客が集まる国際都市として知られ、海外からマカオを訪れる観光客向けの携帯電話サービスもたいへん充実している。その代表が、「プリペイドSIMカード」の存在だ。あらかじめ決められた金額(残高)と使用期間の中で地元の電話サービス(通話・データ通信・公衆無線LAN)を利用でき、残高不足や期限が迫ったら、追加チャージで半永久的に使いつづけることも可能だ。短期の旅行では使い捨て、頻繁にマカオを訪れる予定があれば、次回訪問の時のためにキープしておくといった使い方が想定される。

▶事前準備が必要なもの

①SIMロックフリーのスマホ、モバイルWi-Fiルーター、タブレット端末
②SIMトレイオープン用の金具(クリップで代用)
③プリペイドSIM購入費(MOP100~)

日本の大手キャリアが販売するスマホなどの携帯端末は、SIMロックがかかっており、他社のSIMカードを挿入しても通信できないようになっている。マカオで現地のプリペイドSIMカードを購入して利用する場合、ロックのかかっていない、いわゆるSIMロックフリー端末を準備する必要がある。最近、日本でもアップルコンピュータが正規のSIMロックフリー版iPhoneをアップルストアで販売するようになり、比較的容易に入手可能となった。ちなみに、マカオで販売されているスマホは基本的にすべてSIMフリー端末となっている。大手キャリアの直営店、携帯電話専門店、家電量販店などで、端末のみ単独で購入可。

SIMカードの設定

パッケージを開封すると、中にカードと説明書が入っている。カードからSIMの部分を慎重に切り離し、携帯電話にセットします。この際、事前に準備するクリップが役立ちます。クリップの先端を電話機側面にあるSIMトレー横の小さな穴に差し込み、グイっと押し込むと、SIMカードが載ったトレーが出てきます。この時、元々入っていたSIMカードをなくさないように気を付けてください。ここに、元のSIMが入っていたのと同じようにCTMのプリペイドSIMを載せ、指で押し込む形でトレーを元に戻します。

▲SIMカード部分を慎重に取り外す

▲SIMカード部分を慎重に取り外す

▲クリップを使ってSIMトレーをオープン

▲クリップを使ってSIMトレーをオープン

▲SIMカードをトレーに乗せて元に戻す

▲SIMカードをトレーに乗せて元に戻す

 

 

 

 

 

▲CTMのプリペイドSIMカード取扱店の目印

▲CTMのプリペイドSIMカード取扱店の目印

SIMカードを挿入した後、そのままの状態では通信ができません。まず、SIMを有効化する「アクティベーション」という作業を行います。操作は簡単で、キーパットに「1771」と打ち込み、「発信」を押します。しばらくすると、マカオの携帯電話番号とSIMカードの有効期限、残高などの情報が掛かれたメッセージをSMSで受信します。このメッセージが届いた時点で、SIMカードが有効となります。この状態でも3Gデータ通信は可能ですが、ちょっと我慢して、先にデータ通信定額サービスの設定に進みます。CTMの場合、30日間MOP99の最大1GBのデータ通信と28時間分のWi-Fiホットスポット接続がパッケージになった定額データ通信プランが用意されています。こちらの設定は、先ほど同様キーパットに「#160*2#」と入力し、「発信」を押します。その後、パッケージへの申し込みが完了した旨のメッセージが届きます。このメッセージの中に、CTMが提供するWi-Fiホットスポットを利用(後述)するためのパスワードが書かれているのでメモしておく。(※キーパットのないモバイルWi-Fiルーターやタブレット端末については、巻末の情報を参照)。

スマホでデータ通信を行う場合、APNというアクセスポイントを設定する必要があります。設定方法は、ホームメニュー画面から「設定」>「モバイルデータ通信」>「モバイルデータ通信ネットワーク」と進み、「APN」という部分に「ctmprepaid」と入力します。「ユーザ名」と「パスワード」や、他の項目は空白でかまいません。(Androidの場合は、メニュー画面から「設定」>無線とネットワークの「その他」>「モバイルネットワーク」>「アクセスポイント名」と進み、候補の中から「ctmprepaid」を選択、もし選択肢がない場合は、右上の+ボタンを押し、名前に「CTM」(←これは任意の文字列で良い)、APNに「ctmprepaid」と入力。他は空欄のままでかまわない)

この設定を終えると、データ通信が使用可能となる。また、独自の電話番号が付与されているので、電話の発着信も可能。100パタカのSIMを購入した場合、すでに定額データ通信プランで99パタカ分を使っているため、残額1パタカとなっている。通話も利用したい場合は、残額のチャージを行うことで対応する。

Wi-Fiホットスポットの利用

上述の定額データ通信プランに申し込むと、CTMが提供するWi-Fiホットスポットへの接続を28時間分利用できる。Wi-Fiホットスポットの場所はCTMの各支店やCTM Wi-Fiサービス利用可能店のステッカーを貼ったカフェやレストランなど。CTMから一覧表が交付されていないのが不便だが、スポット数も充実とは言い難いのが現状。接続するには、ホームメニューから「設定」>「Wi-Fi」と進み、選択肢の中から「CTM Wi-Fi」を選択。この後、ブラウザを立ち上げると、IDとパスワードの入力画面に遷移するので、IDとして最初に付与された独自の電話番号、定額データプラン申込みを終えた後に受け取ったSMSメッセージにあるパスワードを入力する。

チャージ方法

▲リロードバウチャーは自販機で買える

▲リロードバウチャーは自販機で買える

今回紹介した定額データ通信プランはデータ通信量の合計が1GBに達するまで最長30日間利用できるものだが、通信量が1GBを超えた時点で終了となる。引き続き、定額プランを使いたい場合、あらたにプリペイドSIMカードに残高をチャージした上で、あらためて前項と同様の方法で定額データプランを再度申し込む必要がある。プリペイドSIMカードのチャージ方法は、「リロードバウチャー(増値卡)」を使うのが最もシンプル。リロードバウチャーは額面MOP100、200など種類があるので、必要に応じて金額を選べばよい。リロードバウチャーもプリペイドSIMと同様に、自販機や店舗で購入できる。リロードバウチャーを購入後、パッケージを開封すると、1枚のカードが中に入っている。カード裏面にスクラッチ部分があるので、コインで削ると番号が出てくる。プリペイドSIMを挿入したスマホを使い、キーパットで「*122*リロードカードに記載された番号#」を入力し、「発信」を押す。しばらくすると、チャージが完了した旨のSMSが届き、残高を確認することができる。

キーパットのない端末の場合

▲市内あちこちにある携帯電話専門店。

▲市内あちこちにある携帯電話専門店。

モバイルWi-FiルーターやNexus 7、iPadなど、電話機能のない端末はキーパットで番号を打ち込むことが物理的にできないため、プリペイドSIMカードのアクティベーションやリロードといった作業を端末のみで行うことができない。そういった端末を持ち込む場合、ショップを訪れる必要がある。まず、CTMのショップを訪れ、カード類販売カウンターを目指そう。そこで、プリペイドSIMカードの新規購入と定額データ通信プランの申し込みを希望とスタッフに伝えると、店舗の端末でアクティベーションなどの設定を済ませ、開通済みの状態でSIMを買うことができる。プリペイドSIMカードは一旦開通すれば別の端末に差し替えても使えるので、そのまま持参した端末に挿入して使えばよい。リロードが必要な際も、同様にショップを訪れて手続きを依頼する。CTMのショップでは英語が通じるので、下記のように店員に伝えればよい。

– I would like to buy MOP 100 prepaid SIM and use this machine.
(100パタカのプリペイドSIMカードを購入し、この機械で使いたい。)
– Could you help me to activate and apply MOP99 for 30days/1GB data plan?
(アクティベーションとMOP99で30日/1GB使えるデータプランの申し込みを手伝ってもらえますか?)

▲市内各所にあるCTMの直営店では英語も通じる

▲市内各所にあるCTMの直営店では英語も通じる

■参考URL
CTM(澳門電訊): http://www.ctm.net (英語・中国語)