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渡航情報

1999年に中国へ返還されて以降、観光・カジノ業を中心にして急速な経済発展を遂げたマカオ。今ではアジアで最も豊かな地域となった。社会、治安も非常に安定している。

渡航安全情報

2014年4月現在、日本国外務省の渡航安全ホームページではマカオに関する注意喚起などは発出されていない。香港及びマカオ地区を管轄する在香港日本国総領事館ウェブサイトでは「鳥インフルエンザ」に関する情報が度々更新されている。旅行前に下記のサイトで最新情報を確認するにしたい。

【参考リンク】
外務省海外安全ホームページ(マカオ)>
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=036#ad-image-0
在香港日本国総領事館>http://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/index.html

トラブル事案と対策

カジノの街のイメージが強く、治安面を懸念する旅行者も多いが、実際には強盗や殺人などの凶悪犯罪はほとんど発生していない。24時間営業のカジノが密集するエリアでは深夜まで人通りが多く、夜間の女性の一人歩きも珍しくない。しかし、スリや置き引きなどの軽犯罪、慣れない旅行者を狙った詐欺事件などが多発していることから、滞在中は油断せずに十分に気をつけるようにしたい。以下、トラブル事案について具体的に紹介していく。

▲24時間営業のカジノ

▲カジノ密集地帯以外は夜になると人通りが少ない

 

 

 

 

 

 

 

1.スリ・窃盗

▲人混みの中では特に貴重品に注意しよう

▲人混みの中では特に貴重品に注意しよう

観光客だけではなく、地元市民も多く被害に遭うという。混雑したバスの車内や観光地で、バッグから財布やスマホなどが抜き取られることが多く、そういった場所では必ずカバンを前に抱えて持つようにしたい。男性でお尻のポケットに貴重品を入れている人も要注意。また、写真を撮る際やフェリーターミナル等でチケットを買う際など、カバンを地面に置いたままにするのも危ない。レストランでカバンを置いたまま席を離れたりしないようにする。最近、特に狙われているのがiPhoneやiPadといったアップルコンピュータ社製の最新モバイル製品。中国本土の中古市場で高値取引されるためで、レストランのテーブルに置いたまま食事やおしゃべりに熱中しているうちにさっと持ち去られてしまうことも。

2.パスポート
マカオでは滞在中に身分証の携行義務があり、旅行者はパスポートと入境時に発行される氏名、パスポート番号、滞在期限などの情報が記載された入境申報証を合わせて携行する必要がある。市内ではしばしば警察官が職務質問を行っており、身分証を提示できない場合は厄介なことになる。パスポートは唯一自分の身元を証明できる公的書類となるため、なくさないように細心の注意を払いたい。

3.偽札、偽チップ
カジノ周辺やカジノ内で「有利なレートで両替する」などと声をかけられ、香港ドルやカジノゲーミングチップとの両替を持ちかけられることがある。偽札や偽チップを掴まされることになる可能性もあるので要注意。両替は必ず正規の両替所、チップ交換所で。2013年12月に新種の1000香港ドル紙幣が見つかったことから、多くの商店が1000香港ドル紙幣の受け取りを拒否する状況となっている。

4.非合法カジノ
秘密のカジノがある、カジノ必勝法を教えるなどと街で観光客に声を掛け、ビルやホテルの一室に誘い込んでいかさま賭博で現金を巻き上げる犯罪集団がいる。甘い誘いには乗らないよう注意したい。マカオでは公認ゲーミング施設以外でのギャンブル行為は違法となっている。

5.交通
狭い道路が多いマカオでは、自動車やバイクとの接触事故に注意が必要。横断歩道では歩行者優先となっているが、マナーの悪い運転手もいるのでしっかり車、バイクが停止したのを確認してから横断するようにしたい。車の影からバイクが飛び出してくることも多い。また、横断歩道以外の場所では絶対に道路を横断しないこと。危険な上、罰金の対象となる。

6.タバコ
2012年1月に施行されたいわゆる新禁煙法で、大半の屋内、屋外の公共エリアが禁煙の対象となった。2013年からカジノ内の分煙化もスタートし、今後、バーなどにも禁煙範囲が拡大される。禁煙場所での喫煙は罰金の対象となり、政府は指定期限内に罰金を支払わない場合、次回のマカオ入境の際に影響すると警告している。喫煙する場合は、必ず事前に喫煙可能場所かどうか確認してからにしよう。

7.タクシー
マカオではタクシー不足が慢性化しており、空車のタクシーを見つけるのが困難な状況が続いている。こういった中、メーターを使用せず、高値を吹っかけ、交渉で料金を決めようとする悪質なドライバーが暗躍している。大きな社会問題となっており、取り締まりも行われているが、検挙が追いついていない状況。メーターを使用するよう伝えると、乗車拒否をされることも多い。

8.中国本土観光客のマナー
マカオを訪れる観光客の半数を占めるのが中国本土からの旅客だ。大半が善良な旅行者なのだが、総数が多い分だけマナーの悪い者の存在が目立つ。最もトラブルになるのが行列の割り込みだ。注意をした際に逆ギレされて口論に発展することもあるので気を付けたい。

9.言葉、態度
広東語は語気が強く、普通に話していても怒っているように聞こえる。また、サービス精神旺盛とは言いがたく、そういった態度にストレスが溜まることも少なくない。いちいち腹をたてていても仕方ないので、文化の違いとして受け入れよう。マカオでは観光地や外資系カジノ、ホテルを除いて広東語、北京語しか通じないことも多い。観光都市で多くの外国人が訪れることから、どうにか意思疎通しようと試みてくれることもあるが、他の客への対応で忙しい時などは無視されてしまうこともある。メモ帳を用意して漢字の筆談で対応すると意思疎通できることも多く、試してみる価値はあるだろう。漢字は本当に便利だ。

10.衛生面
一般的に衛生環境は良好といえるが、高温多湿の土地柄のため、食あたりなどに十分注意したいところ。一般のレストランでおしぼりを出してくれるところはめったにないので、ウェットティシュを持ち歩くのがベター。マカオの水道水は厳しい衛生検査をクリアし、そのまま飲めるとテレビCMも放映している。しかし、水道管が老朽化していることも多く、飲用ならコンビニやスーパーで販売している蒸留水やミネラルウォーターを選ぶのが無難。洗顔や歯磨きなら水道水でも大丈夫。また、冬の時期は鳥インフルエンザへの対策にも注意を払いたい。生きた鳥類を扱う市場などへは出かけないこと。

11.体調
南国マカオでは夏の時期の陽射しが強く、熱射病、熱中症、日焼けに対する注意が必要となる。徒歩で観光地を巡る際、適度な休憩や水分補給を忘れずに。また、室内は空調が効きすぎていることがほとんどで、これが原因で風邪を引いてしまったり、体調を崩す旅客も少なくない。夏の時期でも、羽織れるものを持って出かけたい。

トラブル対処法

万が一、トラブルに遭ってしまった際、最も肝要なのは落ち着いて対処すること。マカオは警察、救急ともに外国人旅行者にもしっかり対応してくれる。また、市内にはドラッグストアも多くあり、日本でお馴染みのブランドの市販薬も手に入る。

1.事件、事故に巻き込まれてしまったら
スリや置き引き、交通事故など、あらゆる事件や事故に巻き込まれてしまった場合には、速やかに警察に電話で通報するか、最寄りの警察署や市内を巡回している警察官に救助を要請すること。また、マカオを管轄する在香港日本国総領事館への電話連絡も行う。

・緊急電話:999(警察・消防・救急共通)※英語可
在香港日本国総領事館:+852-2522-1184(24時間)
※夜間、休日など、開館時間外の緊急時は応答があったら「9」を押す
※電話発信時、最初の「+」は0の長押しで表示される。もしくは、「+」を「00」に置き 換えてもよい。

もし、海外旅行保険に入っている場合、後日保険金の請求のために必要な書類の情報をあらかじめ確認し、現地で忘れずに入手しておく。

▲マカオの警察車輌は青色

▲マカオの警察車輌は青色

2.体調不良、病気、ケガ

マカオ滞在中に具合が悪くなったり、ケガをしてしまった際は、無理をせずにホテルに戻って休養すること。薬や医師による往診が必要な際はホテルのフロントまたはコンシェルジュに連絡して対応してもらう。救急車が必要な場合は、下記の緊急電話に連絡、病院で診察を希望する場合は、下記の総合病院が24時間対応の救急センターを運営している。なお、市内には多数ドラッグストアがあり、日本の正露丸やエスエス製薬(漢字表記:日本白兎牌)、佐藤製薬の商品をはじめ、欧米系有名ブランドの市販薬が多く揃っている。

・緊急電話:999(警察・消防・救急共通)※英語可

山頂醫院(発音:サンディンイーユン)
正式名称は仁伯爵綜合醫院、公立の総合病院。英語が通じる。ホームページで病院 詳細を表示するにはトップ画面の「衛生局」のタブから「主要衛生部門」>「仁伯爵綜 合醫院」とクリックして進む。
救急電話:2831-3731
所在地:澳門若憲馬路

鏡湖醫院(発音:ケンウーイーユン)
私立の大型総合病院。英語が通じる。
救急電話:2837-1333
所在地:澳門連勝街

▲セナド広場にある薬局

▲セナド広場にある薬局

▲マカオの救急車

▲マカオの救急車

▲山頂醫院外観

▲山頂醫院外観

 

 

 

 

 

 

もし、海外旅行保険に入っている場合、後日保険金の請求のために必要な書類の情報をあらかじめ確認し、現地で忘れずに入手しておく。

3.パスポートの盗難、紛失

マカオ滞在中、最も厄介なのがパスポートの盗難、紛失だ。現在、マカオには日本国総領事館がなく、在香港日本国総領事館の管轄となっている。マカオと香港はそれぞれ独自の出入境事務を行っているため、パスポートがない場合、マカオを出境することができない。こういった際、どのように対処すればいいか、下記を参考にしていただきたい。

まず、在香港日本国総領事館と連絡を取り、今後の流れについての指示を仰ぐようにする。総領事館からの指示の中で、現地で必要な書類の説明があるので、以下を参考に。

最初に、マカオの警察署へ出向いて盗難、紛失証明書を発行してもらう必要がある。警察署の位置は治安警察局ウェブサイトを参照。この時、なくしてしまったパスポート番号を伝える必要があるので、事前にパスポートのコピーを用意しておくか、スマホで撮影するなどして控えを持っておいた方がいい。

次に、先ほどの盗難、紛失証明書と証明写真(4cm x 4cm)3枚を用意し、タイパ島北安(パクオン)にある出入境事務庁へ向かう。ビルに入ったら、「外國人事務警司處」の窓口で持参した書類と写真を提出し、マカオ出境に必要となる「遺失證件聲明書」を受け取る。出入境事務庁は月〜木曜9:00〜17:45、金曜9:00〜17:30のみオープンで、休日はクローズしている点に注意。週末や連休にあたる場合、次に窓口が開くまでの待機時間が長くなる。

遺失證件聲明書の有効期限は7日間なので、期間内に在香港日本国総領事館で帰国のための手続きが必要となる。マカオから香港へ移動する際、香港側の入境の際に総領事館スタッフによる手助けが必要となることから、香港へ向かう際、事前に総領事館へ連絡を入れておかなくてはならない。香港到着後、在香港日本国総領事館にてパスポートの新規発給または帰国のための渡航書の発給を受ける必要がある。

在香港日本国総領事館:+852-2522-1184(24時間)
※夜間、休日など、開館時間外の緊急時は応答があったら「9」を押す
※電話発信時、最初の「+」は0の長押しで表示される。もしくは、「+」を「00」に置き換えてもよい。

・在香港日本国総領事館>マカオにおけるパスポートの紛失・盗難に関する注意喚起

4.クレジットカードの盗難、紛失

現地で財布をなくしてしまった際、その中にクレジットカードが入っていたら、すぐにカード会社の緊急電話番号に連絡し、無効化の手続きをしなくてはならない。同時に、後日カード盗難時の保険適用を受けるために、現地の警察署で盗難、紛失の届け出を行う必要がある。念のため、事前にカード会社の緊急連絡先、カード番号、有効期限を事前に控えておくようにしたい。

<<クレジットカード会社の連絡先>>

・ビザカード
電話:0800-710(フリーダイヤル)

・マスターカード
電話:10-800-110-7309

・JCBカード
電話:0800-495(フリーダイヤル)

・アメリカン・エキスプレス
電話:0065-6535-2209(コレクトコール可)

・ダイナースクラブ
電話:0081-45-523-1196(コレクトコール可)