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マカオでビールを楽しもう!

手ごろな価格で種類も豊富

世界遺産巡りで歩き疲れた時、カジノへ行く前の景気づけ、食事のお供に、そして晩酌と、マカオ滞在中にビールを飲みたくことも多いはず。マカオといえば、ポルトガルワインが有名だが、年間を通じて暑いマカオでは、どちらかとうとビールの方が広く親しまれている印象。ビールのことを漢字では「啤酒」と表記し、広東語の発音は「ペイザウ」。

マカオは世界各地から観光客が訪れる国際都市。例えば、スーパーのビールコーナーの棚を見てみると、ラインナップはかなり充実していると感じるだろう。地元中国をはじめ、ポルトガルのビールが普及しているのもアジアではマカオならでは。

もう1つ、値段の安さにも注目。例えば、スーパーの店頭小売価格を見てみると、最もメジャーな「青島ビール」の330ml缶が1本MOP4.5(日本円換算:約60円※MOP1=13.3円で計算、以下同)、ヨーロッパブランドの「ハイネケン」でも同MOP8.0(約110円)といったところ。実はマカオではアルコール30度以下の酒類に対する関税がゼロのため、手頃な価格が実現できているのだ。

ビールはコンビニやスーパーで買うことができる。概して、スーパーの方が値段は安く、品揃えも豊富です。飲食店の場合、カフェや茶餐廳では取り扱いがない店もありますが、ホテルのラウンジやレストランではたいてい中国系、欧州系のメジャーブランドをそれぞれ1種類以上揃えていることがほとんど。なお、飲食店の場合、缶ではなくガラス瓶に入ったものが出されることが多く、たいていサイズは330mlと600ml入りのどちらかとなる。

▲スーパーの棚には世界各地のビールがズラリと並ぶ。

▲スーパーの棚には世界各地のビールがズラリと並ぶ。

余談だが、中国本土ではビールを常温で飲むのを好む人がけっこういる。マカオのレストランではたいてい冷えたものを出してくれるが、念押しする際には「冷たい」を意味する「凍(ドン)」という単語を付け加えたい。

では、マカオで一般的に売られているビールを一挙に紹介!

(価格は2014年10月末にロイロイスーパーマーケット、レイフォンスーパーで調査)

中国系

世界的ブランドの青島、広東省に拠点を置く海珠、珠江の3ブランドがメジャーだが、中国の他地域のブランドもどんどん入ってきている。中国ビールといえばちょっと薄味という印象を持つ方も多いが、一概にそういうわけでもなく、飲み比べをしてチェックしてみるのも楽しい。中国料理に合うのは言うまでもない。

◆青島(チンダオ)ビール

青島啤酒/Tsingtao Beer アルコール度:4.7% 調査時小売価格:MOP4.5(330ml缶)

中国ビールの代名詞的存在。1903年に当時ドイツの租借地だった山東省の青島でイギリスとドイツの合弁企業としてスタートしたのがはじまり。爽やかなのどごしで、コクもあり、中国料理との相性がよいとの評判。マカオでもやはり最もメジャーなブランドといえ、ビール取扱店ならどこでも手に入る。値段は他の中国ブランドと比較するとやや高め。緑色のパッケージのものが定番で、スタウト(黒ビール)、ドラフト(純生)といった派生商品もラインナップ。

◆海珠(ホイチュ)ビール

海珠啤酒/Haizhu Beer アルコール度:4.1% 調査時小売価格:MOP3.0(330ml缶)

マカオのお隣、広東省珠海市にあるキリンビールの中国子会社、麒麟啤酒(珠海)が製造しているオリジナルブランド。マカオのほか、香港や広東省など、珠江デルタ地域で普及している。キリンビールのロゴもしっかり入っており、安心感は抜群。アルコール度数は低めで、味もあっさりしているが、コクはなくやや物足りなさも感じる。暑い季節に喉を潤すにはぴったり。飲食店ではあまり見かけないが、多くのコンビニやスーパーが取り扱う。

▲どことなく日本のビールっぽさを感じるパッケージ。

▲どことなく日本のビールっぽさを感じるパッケージ。

◆珠江(チューコン)ビール

珠江啤酒/Pearl River Lager Beel アルコール度:4.3% 調査時小売価格:MOP3.4(330ml缶)

中国南部を流れる大河の名前を冠した広州に本拠地を置く広州珠江啤酒集団の看板商品。青島(山東省)、燕京(北京)と並ぶ中国三大ビールブランドで、中国国内では消費量第2位という。マカオでは安いビール(調査時は海珠の方が安かったが…)という印象が強く、4本買うともう1本差し上げます(中国語では「買4送1」)といったキャンペーンをしていることも多い。味はあっさり。派生商品で黄色いパッケージのパイナップルビールもある。

◆マカオビール

澳門啤酒/Macau Beer アルコール度:4.1% 調査時小売価格:MOP7.0(330ml缶)

▲マカオの地ビール的存在。

▲マカオの地ビール的存在。

マカオの地名を冠した唯一のブランドで、マカオの地ビール的存在。実は日本のキリンビールが中国子会社を通じて傘下に収めている。以前はマカオで製造されていたが、最近は「海珠」と同じ珠海市にあるキリンビールの最新鋭の工場で生産されている。マカオビールはプレミアムビールの位置付けで、フルーティーな味わいのピルスナータイプのビール。ポルトガル料理によく合う。コンビニでは取り扱っていないが、ロイロイやサンミウなどマカオ系のチェーンスーパーではよく見かける。飲食店は中級以上の有名ポルトガル料理店が中心。お土産としても人気。ガラスのボトルと缶の2タイプあり、いずれも330ml入り。

 

 

ポルトガル系

ポルトガルビールもすっかりマカオに馴染んでおり、中国へ返還された今でもしっかり店頭で好位置をキープしている。サグレスとスーパーボックが2大ブランド。マカオ・ポルトガル料理店の場合、どちらか一方を取り扱っていることがほとんど。スーパーではマカオ系の店を中心に取り扱いがある。

◆サグレス

▲パッケージに書かれているCERVEJAとはポルトガル語でビールの意味。

▲パッケージに書かれているCERVEJAとはポルトガル語でビールの意味。

沙路士/Sagres アルコール度:5.0% 調査時小売価格:MOP5.9(330ml缶)

ポルトガルを代表するメジャーブランドの1つで、ポルトガル国内シェアは約4割超。ブランドの由来はポルトガル海軍の帆船「サグレス号」から。ラガータイプで、ほんのり酸味を感じさせる味わい。特にシーフード系のポルトガル料理によく合う。パッケージはガラスのミニボトル入りが大半。派生商品として、サグレスプレタ(Sagres Preta)という黒ビールやアルコール度高めでフルーティーな味わいのサグレスボエミア(Sagres Bohemia)があるが、取扱店は少なめ。漢字では「沙路士」と書き、発音は「サァロッシィ」。

 

◆スーペルボック

沙路士/Super Bock アルコール度:5.2% 調査時小売価格:MOP6.2(330ml缶)

ポルトガル北部をベースにしたビールブランド。サグレスとはライバル関係にあり、ポルトガル国内でのシェアはほぼ拮抗している。マカオのポルトガル料理店でも、オーナーがポルトガル北部にルーツを持つ場合、地元愛からこちらのビールを取り扱っていることが多い。ラガータイプのビールで、ホップの香りとほどよい苦みを感じさせる。のどごしもよく、後味も爽やかだ。シーフードに加えて牛や豚を使った肉料理でも有名なポルトガル北部料理と合わせて味わいたい。パッケージはガラスのみにボトル入りがほとんど。派生商品では黒ビールのスーペルボックスタウト(Super Bock Stout)があり、スーペルボックを扱うスーパーではたいてい併売されている。漢字では「超霸」と書き、発音は「チウポー」。

その他

ポルトガル以外のヨーロッパ系ではハイネケンとカールスバーグが2強。アジア系ではフィリピンのサンミゲル、ブラジルのスコウなどがメジャー。いずれも中国やポルトガル以外からの輸入ブランドだが、価格差はそれらとあまり変わらない。

◆ハイネケン

喜力/Heineken アルコール度:5.0% 調査時小売価格:MOP8.0(330ml缶)

グリーンと赤い星のマークのパッケージで知られるオランダ発祥の世界的有名ブランド。欧米資本のホテルなどでは、ポルトガルビールよりも、ハイネケンを置くことが多い印象。コンビニ、スーパーのどちらでも取り扱っている。漢字では「喜力」と書いて、「ヘイレッ」と発音する。

◆カールスバーグ

嘉士伯/Carlsberg アルコール度:5.0% 調査時小売価格:MOP6.5(330ml缶)

デンマーク生まれのブランドで、グリーンのパッケージがトレードマーク。ポルトガル勢以外のヨーロッパブランドとしてはハイネケンと双璧を成すメジャー度。ハイネケンはないがカールスバーグは置いているという店もある。ヨーロッパサッカーファンの間で好まれる傾向。コンビニ、スーパーともに取り扱いがあり、ハイネケンより少し安い。漢字では「嘉士伯」と書いて、「カーシーバッ」と発音する。

◆ブルーガール

藍妹/Blue Girl Pilsener Lagar Beer アルコール度:5.0% 調査時小売価格:MOP8.3(330ml缶)

ドイツ発祥のブランド。ピルスナータイプとあって、ほんのりフルーティーな味わい。ハイネケンやカールスバーグと比較するとやや劣勢だが、比較的取扱店は多い印象。ちなみに、マカオで売られているものは韓国の工場で生産されたもの。漢字では「藍妹」と書いて、「ランムイ」と発音する。

◆サンミゲル

生力/San Miguel アルコール度:5.0% 調査時小売価格:MOP4.9(330ml缶)

フィリピンのビールブランド。フィリピン国内で圧倒的なシェアを持ち、日本のアサヒビールが資本参加していることでも知られる。マカオにもフィリピン人からの出稼ぎ労働者が多数おり、祖国の味に対する需要が高いのかもしれない。味はビターで、コクもある。マカオで販売されているのは香港工場で生産されたものが中心。香港ではかなり普及している印象。飲み口が軽くなる「Light」という派生商品もある。レストランは西洋料理の店が中心、スーパーやコンビニは比較的網羅されている。漢字では「生力」と書いて、「サンレッ」と発音する。

◆ブルーアイス

藍冰/Blue Ice アルコール度:5.0% 調査時小売価格:MOP4.0(330ml缶)

サンミゲルの香港工場で生産されている香港オリジナルブランド。かなりの薄味で、水のような感覚でどんどん飲めるため、喉を潤すのにぴったり。高温多湿な香港の気候によく合う。飲食店での取り扱いはほとんどなく、コンビニやスーパーでの小売が中心。漢字で「藍冰」と書いて、「ランビン」と発音する。

◆スコウ

獅威/Skol アルコール度:4.8% 調査時小売価格:MOP3.8(330ml缶)

ブラジルで高いシェアを持つビールブランド。もともとデンマークのカールスバーグのライセンスを元に製造がスタートした歴史があり、味もカールスバーグ風の苦みのあるピルスナータイプ。レストランでの取り扱いはほとんどないが、コンビニやスーパーではよく見かけ、価格も安い部類に入る。ブランド名の由来はデンマーク語の乾杯の掛け声。「スコウ」というのはポルトガル語読み。漢字で「獅威」と書いて、「シーワイ」と発音する。

ちなみに、日本のビールではキリンビールの「一番搾り」とアサヒビールの「スーパードライ」がメジャー。どちらも中国の工場で生産された現地版の商品がマカオのスーパーで売られている。ニューヤオハン7階のスーパーでは、日本から輸入したオリジナル版のビールが各種手に入る。

世界各地のビールを、かなり手頃な値段での見比べられるのもマカオの楽しみのひとつといえるでしょう。

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