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マカオグランプリ観戦ガイド

60年以上の歴史を持つモータースポーツの祭典

メインレースのマカオF3グランプリ © GCS

人気の理由はここにある!
ズバリ、マカオグランプリの魅力とは

マカオグランプリが最初に開催されたのは1954年のこと。以来、60年以上に渡って毎年開催されてきた伝統あるモータースポーツイベントだ。マカオグランプリと一括りに呼ばれることが多いが、実は会期中に同じサーキットで開催される複数のレースの総称だ。メインレースとなるF3(フォーミュラ3)グランプリが有名だが、WTCCツーリングカー選手権、二輪車のモーターサイクルグランプリなど約10種のレースが同時に開催される。開催時期は例年11月中旬。マカオの地図を見てみよう。どこにもサーキットがないではないか。そう、実はマカオグランプリの会場となる「ギア・サーキット」は、普段は生活道路として使われているマカオ半島中心部の生活道路をグランプリ期間だけサーキットに転用する公道サーキットとして知られている。マカオ半島は小高い丘が続く地形で、道幅も狭く、急カーブも多い。それゆえ、高度なドライビングテクニックやマシンのセッティングが要求されることから、世界有数の難コースとして知られている。グランプリ開催中、レーシングカーの爆音が街に響き渡り、観覧席にいなくともレースの興奮を実感できるというのは市街サーキットならではだろう。マカオグランプリが世界中からモータースポーツファンを引き付けるのは、こういった特徴があるからだ。それにしても、シンガポールグランプリ、モナコグランプリと、カジノ都市で開催されるモーターレースは公道サーキットとなっているのは何かの偶然だろうか??

生活道路がサーキットに変身!
ギア・サーキット紹介

ギア・サーキット © CGPM

ギア・サーキット © CGPM

マカオグランプリの会場となる「ギア・サーキット(東望洋賽道)」の全長は約6.2キロ、すべての区間が普段は生活道路として利用されている公道だ。走行ルートを追っていこう。スタート地点はマカオ外港フェリーターミナルの正面に建つグランプリビル前の友誼大馬路。ここから左右にカジノホテルやオフィスビルが建ち並ぶ直線の幹線道路、友誼大馬路(写真①)を一気に南下し、ホテルリスボアとカムペックパラダイスカジノの交差点を直角に右折。ここが、クラッシュ多発地点として有名な「リスボアベント(葡京彎)」と呼ばれる場所(写真②)で、観覧席の値段が最も高い人気の観戦場所だ。その後、嘉思欄馬路からギアの丘に入る(写真③)と一気に道幅が狭くなり、急勾配の坂道となる。仁伯爵醫院(山頂医院)の真下、ホテルギアの前(写真④)を通過し、通りの名前が海邊馬路に変わったあたりから、さらに勾配とカーブが入り交じる難所が続く。丘をぐるりと回り込む形で進んだ後、名所のひとつ、マカオ電力本社前にある180度のヘアピンカーブ(写真⑤)にさしかかる。ここから一気に下り坂となり、漁翁街を経て、再び道幅の広い友誼大馬路に戻る。ちなみに、サーキットとなる道路はレース開催日の昼間のみ閉鎖さ、夕方から翌朝までは一般に開放される。左右にガードレールやフェンスが設置され、観客席もそのまま、路面には無数のタイヤ痕が残される道路を走るなんていう経験はなかなかできない。タクシーに乗ってレーシングカーと同じルートを走ってみるといいだろう。マカオの走り屋たちも、年に一度のこの期間を楽しみにしているそうだ。

どうやって観る?
マカオグランプリチケット情報

スタンド近くにあるチケット売

スタンド近くにあるチケット売

マカオグランプリといえば、観戦チケットがなかなか取りにくいというイメージもあるようだ。おそらく情報不足によるものだが、一概にそうとはいえないので、あきらめないでほしい。 ギア・サーキットの有料観覧席は外港フェリーターミナル正面のグランドスタンドとレザボアスタンド、ホテルリスボア前のリスボアスタンドの3箇所に設置されている。通常、グランプリの会期は4日間(木・金・土・日)あり、前半の2日間に予選レース、後半の2日間に決勝レースが行われる。観戦チケットは1日ごととなっており、同じ席種でも決勝レース日の方が値段が高い。1日券なので、その日に開催されるレースはすべて観ることができる。会場への出入りも自由なので、途中抜けして食事や観光に出かけることもアリだ。世間でプラチナチケットと呼ばれものは、メインレースのF3グランプリが開催される、大会最終日のチケットのことだろう。確かに、予約が取りにくい。しかしながら、予選レースのチケットであれば、それほど入手するのは難しくない。しかも、どのスタンドでもMOP50という良心的な価格だ。ここ数年の経験上、観覧席入り口付近に設置されるチケット売場を直接訪れ、当日券を買うことだってできる。ちなみに、観覧席の場所別では、一番人気がリスボアスタンド、次いでグランドスタンド、レザボアスタンドの順となる。
観戦チケットは、マカオ、香港にある「マカオチケット(澳門售票網)」の実店舗や香港、中国本土の一部旅行代理店などで取り扱っている。海外からの場合は、マカオチケットのウェブサイトからオンラインで事前予約をするのが便利な方法だ。オンラインで購入したチケットは、現地に到着してから受け取ることができる。

■マカオチケット
http://www.macauticket.com/(英語・中国語)

チケットを買わなくても楽しめる?
お祭りムードの街の雰囲気を満喫

マカオグランプリは市街地サーキットを舞台に開催されることから、マカオ半島の中心部にいるだけで、自然とレーシングカーが発する爆音が聞こえてくる。チケットを持っていなくても、レースに興味がない人でさえ、グランプリの空気を実感できるわけだ。
市街サーキットということは、チケットを持っていなくてもレースを観ることが出来るのでは?とお考えの方もいるはず。実際には、その通りです。しかし、サーキット周辺は目隠しのボードで塞がれているところがほとんどで、フェンスの隙間からチラリと様子をうかがうことができる程度。マカオフェリーターミナルとカジノオセアナスを結ぶ歩道橋が絶好の無料観賞ポイントでもあるのだが、立ち止まることが禁止されているので、やはり落ち着かない。レースそのものを観戦するのが目的の場合、やはりチケットを入手しておきたい。
雰囲気だけを感じたいなら、外港フェリーターミナルから地下道を抜け、正面にあるいつもはカジノホテル行きシャトルバスの駐車場になっている場所へ行ってみよう。ここにはズラリとグランプリ関連グッズを販売するショップが並んでいる。ウェアなどのアパレル雑貨やレーシングカーの模型などが買える。ちなみに、最終日になるとセール販売を行うところも多い。ここはピットも近いことから、セクシー内相に身を包んだレースクイーンを見かけることもある。
グランプリ期間中のマカオは、どこもお祭りムードだ。直接関連するものから、あきらかに便乗というものまで、実に数々のイベントが市内各所で開催される。例年レーシングカーの展示イベント、レーシングドライバーと地元市民や観光客との交流イベントなどが政府やレーシングチームに協賛しているカジノリゾートの主催で開催される。こういった情報は直前になった発表されることが多いため、マカオグランプリ組織委員会や各リゾートの公式ウェブサイトをこまめにチェックしておきたい。現地に到着してから観光案内所に尋ねてみるのもいいだろう。

知っておきたい!
グランプリ期間中の交通規制情報

各所に設置される交通案内看板をチェック

各所に設置される交通案内看板をチェック

公道を転用したギア・サーキットでレースが開催されるため、グランプリ期間中、マカオ半島中心部で交通規制が実施される。これに伴い、路線バス、カジノの無料バスともに乗り場や運行ルートが変更となる。また、交通渋滞にも注意が必要だ。早めの出発を心がけたい。

路線バスについては、外港フェリーターミナルを経由する多くのバスがルート変更を行い、マカオ綜藝館前が臨時のバスターミナルとして機能する。外港フェリーターミナルにアクセスするには、綜藝館前とホテルリスボア前の亞馬亞馬喇前地バスターミナルとフェリーターミナルの間をノンストップで結ぶ無料シャトルバスを利用する。カジノの無料シャトルバス乗り場は、カジノオセアナス前、マカオフィッシャーマンズワーフ駐車場などに分散する。フェリーターミナルの出口にいる係員に場所を尋ねてから移動するようにしたい。

開催期間以外でも!
グランプリ博物館で実車を身近に

マカオ旅行がマカオグランプリ期間外という方も多いだろう。そういった方にも、マカオグランプリを身近に感じられる場所がある。マカオ綜藝館の地下フロアにあるグランプリ博物館では、60年以上のマカオグランプリの歴史を体系的に学べる常設展示を行っている。マカオF3グランプリで優勝し、後にF1の舞台で活躍したアイルトン・セナ、ミヒャエル・シューマッハ、佐藤琢磨といったドライバーが実際に使っていたマシンの展示や、ギア・サーキットを模擬走行できるシミュレーターなど人気だ。ここを訪れれば、次回必ずグランプリシーズンにマカオを再訪したくなるはず。

■マカオグランプリ委員会(澳門格蘭披治大賽車委員會)
http://www.macau.grandprix.gov.mo/( 英語・中国語・ポルトガル語)

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