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一日で巡る世界遺産 全30踏破(午前編)

マカオ世界遺産特集


2005年にマカオの歴史的市街地区がユネスコの世界文化遺産に登録された。22の建築物と8の広場から成る全30箇所の世界遺産群はすべてマカオ半島の南側に位置していることから、丸一日ですべてを踏破することも不可能ではない。ここでは、あえて世界遺産巡りだけを目的とした徒歩で巡るモデルコースを紹介していく。なお、施設によって閉館日の設定もあるため、曜日によっては全踏破できない場合もあるので、その場合は外からの見学のみとなる。祝日にあたらない木曜、金曜だとすべてオープンしている。

世界遺産がマカオ半島の南側に集中しており、地図で見るとコンパクトなエリアに見えるが、実際にはアップダウンの激しい坂道もあり、思いのほかハードな行程だ。体調を十分に整えた上、歩きやすい服装や靴で踏破ツアーに臨みたい。また、適宜途中休憩を挟んだり、無理をしないようにしていただきたい。

|コース概要

マカオの世界遺産はマカオ半島南部に南西から北東に広がる形で分布している。できるだけ効率よく、ルートを一筆書きに近い形にしたいこと、スタート地点へのアクセスが容易ということから、ここでは南から北上して行くルートを推奨したい。所要時間は移動や休憩を含めて約8時間の長丁場となる。最後に訪れる「ギア要塞」の教会の閉館時間が17時、要塞の閉門時間が17時半となっているため、遅れないよう気を付けたい。


 

▲バスを降りたら目の前が「バラ広場」

▲バスを降りたら目の前が「バラ広場」

スタート地点は、マカオ半島南西端に位置する「マーコッミウ(媽閣廟)」から。数多くの路線バスが往来する交通の要衝で、マカオ内のどこからでもアクセスしやすい。「媽閣廟站」または「媽閣廟前地」で下車する。

☆踏破リスト1:バラ広場

路線バスで「媽閣廟站」バス停(写真)下車(「媽閣廟前地」バス停(左写真)の場合は横断歩道を向かい側へ渡る)し、グリーンの外壁の建物の右側から広場に進む。立っている場所そのものが本日最初の世界遺産「バラ広場」となる。

☆踏破リスト2:マーコッミウ

「バラ広場」の北側に建つ寺院が「マーコッミウ(媽閣廟)」となる。門をくぐって中に入ってみよう。境内には4つの堂があり、15分ほどでぐるり一周できる。

▲バラ広場&マーコッミウ(媽閣廟)

▲バラ広場&マーコッミウ(媽閣廟)

↓【徒歩5分】↓

☆踏破リスト3:港務局ビル

媽閣廟を正面に見て左側にある土産物店の並ぶ路地を進む。その先、斜め右方向に緩やかな坂(媽閣斜街)が見えてくるので、上に向かって進む。やがて右手に石垣の上に築かれた堂々たる「港務局ビル」の建物が見える。見学可能なのは外観とベランダ部分のみとなっているので、見学にほとんど時間はかからない。

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▲港務局ビル

今来た道を、そのまま先に進む。同じ道だが、ここから先は通り名が媽閣街となる。少し進むと、通りの左側に観光客に人気のアズレージョを専門に取り扱うショップ「サイメックス・インターナショナル・トレーディング」がある。9時半開店(日・祝休業)なので、ちょっと寄り道してお土産探しをしてもいいだろう。そこから途中道幅が狭くなる場所に注意しながら先へ進むと、道路の右側に雰囲気の良い広場が見えてくる。そこが「リラウ広場」だ。

☆寄り道スポット:サイメックス・インターナショナル・トレーディング

↓【徒歩5分】↓

☆踏破リスト4:リラウ広場

小さい広場なので、見て回るといっても時間はほとんどかからない。売店とベンチが設置されているので、ここで少し座って休憩してもいい。次に訪れる「マンダリンハウス」が10時開館のため、早すぎる場合はここで時間調整しておきたい。

▲リラウ広場

▲リラウ広場

↓【徒歩1分】↓

☆踏破リスト5:マンダリンハウス

「リラウ広場」前の交差点から、西側に伸びる細い路地、龍頭左巷へ入る。すぐ左側に「マンダリンハウス」のエントランスがある。現存するマカオ最大規模の歴史的住居建築群とあって、ゆっくり観て回るには30分程度かかるだろう。それだけの価値があるので、じっくり時間を使いたい。ミュージアムショップも併設しており、お土産を買うにもいいだろう。【トイレ有】

マンダリンハウス

▲マンダリンハウス

↓【徒歩5分】↓

☆踏破リスト6:聖ローレンス教会

路地から「リラウ広場」前の通りまで戻り、前来た道をさらに先へと進む。同じ道だが、ここから先は通り名が高樓街となる。やがて、左前方に階段のある石垣と、その上に建つ教会が見えてくる。これが、目指す「聖ローレンス教会」だ。階段から教会へ入ろう。(階段側の入口が閉まっている場合は、手前の道を左側へ進み、裏側へ回り込んだところにある別の入口へ)教会の美しいステンドグラスを見学してから、庭園へ出てみよう。そのまま、先ほど入ってきたのと逆側にある出口へ進む。

▲聖ローレンス教会

▲聖ローレンス教会

↓【徒歩1分】↓

☆踏破リスト7:聖ヨセフ修道院及び聖堂

出口を出ると、目の前に「天主教海星中學」という学校が見える。学校の左側に伸びる細い道、風順堂上街を奥へ進むと、右側に「聖ヨセフ聖堂」の入口がある。見学可能なのは聖堂部分のみとなる。聖堂は美しいドーム型の天井が特徴で、安置されている聖フランシスコ・ザビエルの右上腕部の遺骨も見ることができる。

▲聖ヨセフ修道院及び聖堂

▲聖ヨセフ修道院及び聖堂

↓【徒歩5分】↓

☆踏破リスト8:ドン・ペドロ5世劇場

今来た道を「天主教海星中學」入口前の交差点まで戻る。ここを左折して進む。通り名は官印局街。途中の三叉路を道なりに進み、合流したストリートの龍嵩正街をさらに先へ。やがて、左側に並行して伸びる急な坂道が見えてくるので、坂道を上って進む。ちょうど、坂道を上り終えた左側に「ドン・ペドロ5世劇場」の入口がある。2012年から内部見学可能になった。見学可能なのはホワイエと2階客席の一部となっており、10分もあれば見て回ることができるだろう。

▲ドン・ペドロ5世劇場

▲ドン・ペドロ5世劇場

↓【徒歩0分】↓

☆踏破リスト9:聖オーガスティン教会

次の目的地「聖オーガスティン教会」は「ドン・ペドロ5世劇場」のちょうど真正面に位置し、移動時間は計算しなくてもいい。立派な教会で、十字架を背負ったキリスト像を祭る大きな祭壇が見どころだ。見学可能なのは教会内部のみで、10分もあればゆっくり見られる。

▲聖オーガスティン教会

▲聖オーガスティン教会

↓【徒歩0分】↓

☆踏破リスト10:聖オーガスティン広場

聖オーガスティン教会の建物を出て、そのまま右へ壁沿いに進むと、道路が右へカーブする場所に出る。そこが目的地の「聖オーガスティン広場」だ。ポルトガル伝来の石畳、カルサーダスが敷き詰められた南欧風の広場で、売店とベンチが設置されている。小さな広場なので、気づかず通り過ぎてしまいそう。ここで全体の3分の1にあたる10箇所を巡ったことになる。

▲聖オーガスティン広場

▲聖オーガスティン広場

↓【徒歩0分】↓

☆踏破リスト11:ロバート・ホー・トン図書館

広場の正面、通りを渡ったところに「ロバート・ホー・トン図書館」の入口がある。世界遺産建築物でありながら、公共図書館として現役で使われている。内部は近代的な図書館設備が整っており、きれいなトイレを使うならここがいい。閲覧室は無料でWi-Fiに接続でき、エアコンも効いていて快適な環境とあり、ここで休憩しておきたい。

▲ロバート・ホー・トン図書館

▲ロバート・ホー・トン図書館

↓【徒歩3分】↓

☆踏破リスト12:民政総署ビル

図書館を出て左へ。長い坂道になっているので、下り方向に道なりに進む。坂を下りきると、大通り(新馬路)に出る。手前右の建物が「民政総署ビル」で、大通りに面した入口から中に入ろう。民政総署ビルの見どころは庭園部、そして図書館だ。外観は次に訪れる「セナド広場」から観るのがベスト。入口から真っ直ぐ続く階段の奥に庭園があり、壁にあしらわれたポルトガル伝来のタイル、アズレージョも美しい。図書館は庭園へ向かう通路の途中にある階段を上がったところ。なお、図書館部分は日・祝閉館。

▲民政総署ビル

▲民政総署ビル

↓【徒歩1分】↓

☆踏破リスト13:セナド広場

「民政総署ビル」を出て、目の前の横断歩道を渡る。そこが「セナド広場」だ。南欧風の建物に囲まれ、中央に噴水がある広場。先ほど訪れた「民政総署ビル」の外観も、ここから真正面に見える。記念写真の撮影も10分あれば大丈夫。

▲セナド広場

▲セナド広場

↓【徒歩0分】↓

☆踏破リスト14:仁慈堂ビル

「セナド広場」の東側に面した白亜の建物が次に目指す「仁慈堂ビル」となる。見学可能なのは外観と2階の博物館。博物館入口は建物左側の路地にある。外観を観るだけなら無料だが、2階の博物館は入場料MOP5となっている。バルコニーからセナド広場を俯瞰できるので、入場料を払ってでも中に入る価値はあるだろう。ただし、博物館は日・祝休館。外側から眺めるだけでも十分美しい。

▲仁慈堂ビル

▲仁慈堂ビル

↓【徒歩1分】↓

☆踏破リスト15:三街会館(関帝廟)

「仁慈堂ビル」を背中にして、「セナド広場」を抜けた正面左にある雑貨の屋台が並ぶ路地「公局新市南街」を進む。すぐ右手にコンビニ「サークルK」が見えるが、その向かいにあるのが「三街会館(関帝廟)」だ。小さい寺院なので、5分もあれば隅々まで見学できてしまうほど。ここで全体の半分にあたる15箇所を巡ったことになる。

▲三街会館(関帝廟)

▲三街会館(関帝廟)

↓【徒歩3分】↓

そろそろお腹も空いてくる時間帯。マカオのランチタイムのピークは13時から14時の間となる。次の世界遺産へ向かう途中に、あまり混雑しない穴場の店があるのでご紹介したい。「三街会館」から「セナド広場」へ戻り、今度は「民政総署ビル」を背にして北方向へ進む。まもなく右手にマクドナルドが見えるので、その角を右折して「板樟堂巷」という路地へ。ゆるやかな坂になっているので上に進むと、坂の途中の右手に「カフェ・オウムン」が見える。

ポルトガルからマカオへやってきた若いオーナーがオープンした「カフェ・オウムン」だ。ランチタイムにはポルトガル料理のセットメニューを提供している。少しバタバタするが、40分ほど食事と休憩に時間を取っておきたい。中の右手に「カフェ・オウムン」が見える。

☆寄り道スポット:カフェ・オウムン

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